think-positiveのブログ

ポシティブな面を見て生きる。

流行を追う中に、自分はあるか。

 

見える化、VUCA、自分ごと化などの流行りの言葉。

 

その言葉を無批判に使用することが嫌だ。

いや、あたかも自分の言葉であるかのように使う人のことが、

あまり信用できない。

 

確かに、世の中の変化に敏感に反応して、自分を変化させることは尊い

ただ、なんだか薄い気がするのである。

 

変化に飛びついて安心したいのかなと思ったりもする。

なかなか穿った見方かも知れません。

 

すぐに役に立つものは、すぐに役に立たなくなる。

流行りの言葉は、すぐに役立つ。

役に立ったその人は、すぐに役に立たなくなる。

 

しかし、それを永遠に続けたら、

その人は「すぐに役に立ち、すぐに役に立たなくなる」ことを休むことなく続ける。

その結果、役に立ち続ける人が完成する。

 

しかし、本当に役に立つのか。

 

物事は、普遍的なものと、特殊なものがある。

特殊なものよりも、普遍的なものを選択する方が、普遍的な人間になる可能性が高い。

 

人を騙して得をするのは、特殊。

人に親切にして、親切にしてもらうのは普遍的。

 

今流行っていることは、特殊か、普遍かという前段の判断がないのは、危険だ。

流行りに乗り続けることは、自分がないということを意味するような気がする。

 

流行を選択するという主体性がない人間は、きっと生存確率が低い気がする。

自分で考えない人は、自分で自分の人生を生きられない。

 

自分の人生を生きていない人は、魅力的にはなり得ない。

 

私は、流行りの言葉を否定しない。

 

流行りに対して、私は、どう思うか。

 

これを自問することで、主体性を復権する。

流行りに振り回されない生き方をする。

 

流行りを追うことは、火事の火を消すために、火の先端に水をかけているようなもの。

火の元に水をかけなければ消えない。

 

私は、火の元を見定めて、そこに水をかけたい。

いつもできなくてもいい。

その意識は持っていたい。