胃袋と経済。
すぐに役に立つ人間にならないように。
そうして生きて、役に立たない人間になったのか。
これは、もっとのちに検証されるべきか。
あんまり大きなことを考えると、よくないかもしれないと思う。
日本の人口は2100年には6000万人くらいになる。
ピークが1億2000万人とすると、半減する。
これが2020年頃の内閣府の予測。
80年後のことを、今日考えるべきではない。
そうだろう。
明日やるべきことは、明日やればいい。
80年後の人口を、今考えてなんの役に立つのか。
右肩上がりの経済を前提とした経済が終わる。
そのことを人口の減少予測は言っているのかもしれない。
「人口が右肩上がりで、経済も右肩上がり」
「人口が右肩下がりで、経済も右肩下がり」
これが、自然なことのように思う。
人口を増やすか。
人口が減ってもいいようにするか。
人口が減っても、右肩上がりを目指すか。
我々の目前の「仕事」は、大きな物語の上にある。
確かに日本の人口は減るけれど、
私の仕事は減らないということには、なかなかいかない。
飲食店をやっているとする。
日本の人口が減る。
地域の人口が減る。
お客さんの胃袋の数が減る。
お客さんの胃袋を大きくしようと懸命になる。
いくら食べても、満腹にならない食べ物を開発する。
これができたらいいかもしれないけど、
きっとむずかしい。
今、日本はどっちにいこう。
私は、経済を折り畳む方へいきたい。
より自然な方だと思うから。